こんにちは、さたボウです。
まず、市販のダイニングテーブルの高さは65cm~75cmくらとさまざまです。
1~2cmの違いでも、座ったときの感覚はまったく異なります。
たとえば食事をしたり、デスクのように使うなど作業性を重視するなら、やや高めのテーブルがおすすめです。
逆に、お酒を飲みながらのゆったりした晩酌や、食後のティータイムなどをテーブルで、と考えているならば、低めのものがよりくつろげます。
テーブルの形は長所・短所をしってから判別する!
長方形や正方形のものは、壁やキッチンカウンターにつけられるという点で、スペース効率はいちばんいいと言えます。
円形や楕円形(オーバル)は角がない分、テーブル周りの動線がスムーズです。
インテリアのアクセントになる、ぐるっと座れるなどの利点があって、小さな子供が角に頭をぶつける心配もないです。
その一方、壁付けしにくい、テーブルの中心に手が届きにくい、四方に椅子を引く空間が必要などの短所。
天板を広げられるエクステンションテーブルは、来客時に便利ですが、一人でも楽に広げられるものを選ばないと、面倒で閉じたまま、また広げたまま使うなどと、なりがちになってしまいます。
体格に合う、くつろげる高さを確認する!
テーブルと椅子は体の大きな欧米人が靴を履いたまま使うことを前提で作られたものなので、日本人の体格や生活様式には高すぎることがあります。
テーブルと椅子の脚を数cm短くしただけでソファがいらないぐらいくつろげる場合もあるように、サイズは重要です。
購入するときは慎重に吟味しましょう。
テーブルと椅子の構造を知ると便利
天板、甲板について
テーブルの上板で、トップと呼ぶこともあります。
木製のもの、ガラスタイプ、表面がデコラ張りのものなどがあるので、部屋の雰囲気に合わせて選びたいですね。
幕板
天板の下の脚と脚をつなぐ横長の板です。
脚の安定感を増し、天板を支える役割があります。椅子に座って、足をいれたときにぶつからにかどうかチェックも必要です。
隅木・貫(ぬき)、横木
天板や脚の補強や接合のための木片です。
脚の強度を増し、ゆがみを防ぐために水平に設置される補強材です。
最近は貫かないデザインのもありますよ。
椅子の構造
背
背の部分は椅子を動かすときは常にさわるので、笹木に背板や背柱がしっかり組んであるものを選びたい。
また、背は高いと格調高く見える一方、圧迫感も。広く見せたいなら、低めのものがいいです。
ひじ掛け
ひじ掛けがあるとくつろぎ度がアップします。
ただデメリットもあって、ひじ掛けがテーブルにぶつかるということです。
セットで購入すれば、奥まで設置できるように作られているので問題ないが、単品で合わせると高さを測らないといけません。
また、料理をだしたり、子供の面倒をみたりと、離着席が多い場合は、ひじなしのほうが無難です。
隅木
これは座や脚の補強や接合のための木片。
これがあると椅子の強度が増し、ゆがみや座枠から座が底抜けするのを防げます。
手を当てるか上下を返して、ここをチェック。
貫
脚の強度を増し、ゆがみを防ぐために水平に設置される補強材のことです。
デザインによっては、貫がないものもあります。
座(座面)
椅子でリラックスタイムを過ごすことが多いなら、クッション性のよい柔らかめの座のものがおすすめです。
食事のときだけ座るなら、硬さはあまり気にしなくてOK。
脚
脚は木製のものや金属パイプのものまでさまざま。
木製の場合は、隅木や貫があれば安心です。
パイプのものは、脚のつけ根の溶接部分に液だまりがあったり口が開いているものは、さびの原因になる可能性もあるので注意も必要ですよ。
サイズを検証する!
テーブルのサイズは食事をするために必要なスペースの確保が前提となります。
たとえばランチョンマット(縦30×横40cmくらい)を人数分置いてみましょう。
長方形のテーブルなら、2枚横に並べれば隣の人との間隔が、向かい合わせに置けば、間に皿や調味料を置いた場合の感覚がつかめます。
また2人で店に行ったら、実際にテーブルに並んで座り、両ひじをテーブルにのせてぶつからないか、片ひじが落ちないの確認を。
一昔前は、横幅は2人で120cmくらいとされていましたが、体形や食環境の変化により、今では2人で幅135cmくらいがよいとされています。
奥行きは、テーブルの真ん中にある皿や調味料に無理なく手が届くものを。
目安として80cmくらい。
正方形や丸形テーブルも、同様にランチョンマットでサイズを確かめるといいでしょう。
テーブルはここをチェック!!
2人用の場合
最低でも80×80cmくらいのものを
4人用の場合
最低でも135×80cmくらいのものを
丸形テーブルの場合
2人用で最低直径80cmのもの。
4人用で直径130cmを目安にするといいでしょう。
店頭でチェックする場合
先ほどもお話したように、二人で並んでひじをテーブルにのせてみること。
そのときにお互いのひじがぶつからず、かつ、反対側のひじがテーブルから落ちないためには、最低でも135cmの幅は欲しいです。
また、テーブルの真ん中に置く塩やこしょうなどの調味料に手が届くくらいの奥行きがベストです。
大きすぎると向かい合う相手との距離が開きすぎて落ち着かない。
その他にも、テーブルに両ひじを広げて伸せることができるかどうか、くつろげるテーブルを選ぶためにはこの幅を確保したい。
椅子とテーブルの高さでくつろぎ度が変わる!
まず初めに、ふだんの格好で座ってみること
(ダイニングテーブルセットはあるものの落ち着かなくて、なぜか小さなローテーブルで食事している)
という声をよく聞きます。
それはテーブルと椅子のサイズが自分の体に合っていないからかもしれません。
ここに示すようなポイントを押さえて、自分の体にぴったり合うものを見つければ、快適で楽しい食事の時間が過ごせるはずです。
チェアを選ぶときは床から座までの座面高をチェック
家にいるときのように靴を脱ぎ、椅子の奥までしっかり腰掛けて足の裏がすべて床につくのがベストです。
かかとがつかないと予想以上に疲れます。
ただ、食事のときだけ使うなら、やや浅めに座って背すじを伸ばした状態で足が床につけばOK。
一般に平均的な体格の人なら座ったときの座面高は42±cmが目安といわれるが、座面高38cmくらいのやや低めのものはよりくつろぎ感があるので、実際に座って比べて見てください。
テーブルと椅子の高さにも注意!!
ダイニングテーブルと椅子を組み合わせる場合は、両者の高さの差に注目です。
テーブルの天板と椅子の座の差尺が25~30cmあれば、足がすんなり入ります。
家にあるダイニングテーブルに合わせる椅子を選ぶのなら、テーブルの高さは必ず計測をすること。
でも、テーブルによっては、天板の下に幕板があるので、足を入れたときにもがぶつかることもあります。
幕板の有無は必ず確認して、床から幕板までの高さも測っておくことです。
また、テーブルについたら、ひじをのせたり、食事をする動作をして、椅子とテーブルの高さが快適かどうか試すことも大切です。
テーブルに向かったまま脚を組む!
テーブルに向かうときでも脚を組む人は、テーブルと椅子の差尺を測るときに脚を組んでみるのもひとつの目安です。
脚を組んだ状態で完全に脚が入る必要はないが、差尺の目安になります。
椅子の上でとりそうな姿勢を試す!
椅子に座るとき、必ずしも行儀よく座っているだけではないはずです。
ときには片ひじをついたり、横向きに座ることも大事です。
普通に座るだけでなくいろいろなポーズを試してみることです。
椅子の可動スペースも考慮に入れる!
椅子を選ぶときに忘れてはいけないのが、可動スペースのこと。
椅子を引いて立ち上がるのに80cmほど、人が座っている椅子の後ろを通るには120cmほどの幅が必要です。
背の高さや全体のサイズも置くスペースを考慮して選びたいもの。
なお、座面が回転する椅子なら椅子を引くスペースが省けます。
余談だが、椅子の脚底に両面テープでフェルトを貼っておくと滑りがよく、床も傷つかない。
専用の家具の傷防止用フェルトシートがおすすめです。
これは、近くのホームセンターに売っています。
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